里親・里親制度とは
里親とは
親の事故や病気、虐待などの様々な事情により、家庭を失った子どもや家庭環境に恵まれない子どもたちがいます。
家庭で生活することができなくなった子どもには、家庭にかわる養育環境が必要ですが、日本では、家庭で養育することが難しくなった子どもたちの多くが、乳児院や児童養護施設といった施設で生活しています。
そのような子どもたちを、自らの家庭に迎えて愛情とぬくもりをもって養育していくのが里親です。
里親制度は、児童福祉法に基づいて里親登録簿に登録された里親が子どもたちの養育をする制度です。
里親制度によって子どもたちを受け入れる側の大人を「里親」といい、里親の元で暮らす子どもたちを「里子」といいます。
里親制度の意義
自宅で暮らせない子どもの生活の場所としては児童養護施設などの集団生活をする施設がありますが、里親家庭で過ごす意義は次のようなことです。
- * 自分だけに関わってくれる特定の大人(里親)が、いつもそばにいてくれる。
- * 地域の一般家庭で暮らすので、家庭や地域における社会性が身につく。
- * 自宅に戻れないまま成人した場合、独立後にも実家のような存在として精神的な支えになる。
自分だけに関わってくれる存在がいつもいることは、乳幼児にとっては特に必要だと言われています。
それは、この時期が他人への信頼感の基礎を形成する重要な時期だからです。
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